hainekoのつれづれブログ

初めてブログを書いてみます。色んな人や好きな作品について徒然します。

絵について。6回目のつれづれ。

昔の自分の書いたものってなんか笑える。

 

会社を辞めてから、少しづつ家の中を整理しています。そんな時、ふと懐かしいものに出会うんですよね。

例えば、落書き程度に描いたであろう絵や、それなりに真剣に書いていたけどいきあたりばったりすぎて頓挫した小説たち。

私のアイコン画像は、そんなしょうもない落書き程度の絵の一部から使用しています。多分、当時好きだったミッキー・ロークを描いたんだろうなあ。笑える。

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この絵を描いていたころ、私は二十二とか二十三歳の頃だったように思います。

 

ドイツで国際結婚をしていた叔母を頼りに、わくわくしながらも、悪い癖の不安も抱えつつ、初めての海外へ飛び立ったのです。滞在していたのはたった11ヶ月間。着いて数か月後には、叔母の配慮で、一駅向こうに間借りしてもらっていた部屋が、私の初めての一人暮らし体験でした。はじめの頃は、電車に乗ってもどこにいても、自分がまるで異邦人になった気分でした。周りがみんなドイツ人に見えていたんです。

でもそんな思いもすぐ吹き飛びました。しばらくして目が慣れてくると、なあんだ、私だけじゃないのかって気が付きます。移民の方がたくさんいる国ですしね。

 

平日は毎日、語学学校へ通う日々。学校嫌いの私でも、それなりに楽しめていた気がします。言葉が通じない部分があるからこそ、日本にいるときよりもシンプルに自分の気持ちを伝えたいって思いだけに集中できていたかも。

クラスで知り合ったロシア人の女の子の部屋で、語り合った夜を思い出します。お互い色々伝えたいけれど、まだ片言のドイツ語と、片言の英語だけではもどかしい。最後にはロシア語と、日本語も入り混じって4か国語が飛び交うというカオスでした。今でも話の内容が頭に残っているので、お互いそうとう一生懸命話そうとし、聞こうとしていたんでしょうね。

彼女は今頃、どうしているかなあ。人と繋がり続けることが苦手なので、結局日本に帰ってからは、数回手紙のやり取りをしただけでしたが、時々思い出すことがありますね。今もあの奇麗な笑顔で、そして。幸せだといいな。

 

一人の時は、散歩して写真もいっぱい撮ったし、絵もたくさん描いていた気がします。本屋さんで見つけた読めもしない本を恰好つけて買ったりして。関西で言うところの、ちょっとイキってましたねー。まあ、若かったですから。

 

何十年も経って、こんな絵を今見つけて、何を思って描いていたんだろって、ちょっと笑えましたね。

今の自分は、落書き程度でも絵を描いたり、写真を撮ったり、小説を書いたり、そんなことからは遠く離れてしまっていて。ああ、そんな余裕もなかったなぁって。

 

今、頑張る事をちょっと止めたら時間が少しあって、なんかまた描きたいなーなんて思ってはいるんです。でも、いざ描こうと思うと描き方すら忘れてしまっていて。

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 ちなみにこの方は誰を描いたかわかりますか?(答えは恥ずかしいから書きません)

 

昔、好きな俳優さんや女優さんを描いていたように、またいつか描けるといいな。

そしてまた後で見て笑おう。

 

 

拙い文章を最後まで読んで下さった方、どうも有り難うございました。

また、いつかお会いできる日まで。